Windows用恋愛アドベンチャーゲームとして開発された本作は、発売4日前の2002年11月25日に、音楽あり / なしの2種類の体験版が公開されている。また、2005年8月17日に発売されたメガストア(コアマガジン)9月号の付録DVDには、本作が完全収録された。
ヤーダ ひまわり ヘンチック ロミア シロタ イングラ カフジ はばたけ チンナカ テライト オーツ インチ ウバナ ミクロン スカウト ドットコム ティアラ きょうせい ニードル シュート ヒュー パート フラッ バタフライ メイド ケミカ 大葉春菊 一寸法師 ポリス ギアナ ニガナ リルフール フィック バネー ビー玉流し ダンディ インプット らんぐい ムール ものう ユニーク ムベ ジップア のぎつね ロッテル モヘンジ ハウス タンドー ブロージ リグニン
タイトルの由来は、前段の「うそ×モテ」は偽りや望ましくないことを意味する「うそ」と、異性からちやほやされることを意味する「モテ」を掛け合わせたものであり、うそをつく行為ともてるという状態が何らかの関連性を持つことを示している。後段については、「モテモテーション」は「モテ」のさらに進んだ段階である「モテモテ」に英語の接尾語である「‐tion」を組み合わせた造語であり、うそをついた結果として異性にもてる状態があることを表している。そして、その状態こそが「うそんこ」、すなわち望ましくない偽り、なのである。本作の根幹を端的に表現するタイトルであると言えよう。
とはいえ、STUDIOねこぱんちの公式サイト内(2008年12月20日時点で閉鎖中)でも単に「うそ×モテ」と表記されていたことからもわかるように、一般に「うそんこモテモテーション」まで続けて呼ばれることは少ない。
物語中盤までのコミカルな描写と終盤以降のシリアスな展開が、全体としてバランスよくまとめられており、一見すると受けるお気楽お手軽な印象とのギャップが話題を呼んだ。
物語の舞台は、男女比1:9の、元女子校の葦富学園(よしとみがくえん)。女の子との楽しい青春を目当てにこの学園に進学してきた主人公・里中保であったが、女子の権力が非常に強いという学園の実情のため、女の子と仲良くなるどころか、日々いいように女子たちからこき使われる生活を送っていた。
そんな夏のある日、いつものように女子からこき使われて肩を落として歩いていた保は、自称「花の妖精」モモと出会う。ひとつだけ、願いをなんでも叶えてあげる、と言うモモ。渡りに船ということで、保は深く考えずに「モテるようになりたい!」と願う。そうして、女性からもてまくるモテモテ体質となった保。しかし、その願いの代償として、「ウソしか言えなくなってしまう」という制約を課されてしまったのであった…。
そんな、しょーもない主人公の学園生活を描く、ハチャメチャラブコメアドベンチャー。
メインキャラクター
里中 保(さとなか たもつ)
物語の主人公。葦富学園の2年生で、部活動には所属していない。女の子との楽しい青春を目当てにして元女子校のこの学園に進学してきたものの、学園内で強い権力を持つ女子たちに、いいようにこき使われる毎日。そんなある日に出会った妖精モモによって、モテモテ体質を得るのと引き替えに、ウソしかつけなくなってしまう。[1]結果、気になる相手には冷たくしてしまい、苦手な相手は口説いてしまう、「不自由だけどもてる・もてるけど不自由」という境遇に陥る。そんな保の葛藤(=ひとりノリツッコミ)は、本作での見所の一つである。
また、そのモテモテ体質に付随して、「シャバダバモード」という特殊能力を得る。これは、一時的にフェロモンを多量に分泌して相手の女性をメロメロにした上、キザな台詞で畳み掛けることによって圧倒し、その時点での相手の好感度に関係なく籠絡することを可能にする、というものである。[2]本作を特徴づける、重要なシステムであると言えるが、この能力の発動には、大きな副作用が伴うのであった。彼が歩むのは、恋のいばら道か、それとも、燦然と輝くモテモテロードなのだろうか。
モモ - 声:柘翁そのか
自称「花の妖精」。全長10cm程度。人の不幸を解消することが使命であり、肩を落として歩く保を見てチャンスと思い、近づいた。普通の人間には不可視の存在。モモの姿が見える保は、素晴らしい霊感体質で結構すごい、らしい。[3]人の願いをなんでも叶えることができるが、願いを叶えた相手は、その願いの大きさに比例した何らかの制約[4]を課されることになる。
初めはサバ缶を被って登場したため、驚いた保に蹴り飛ばされた。保を「お兄ちゃま」と呼んでナビゲーター役を務めるが、ところどころで性悪な一面を見せる。クワガタの値段の相場など、妙な知識を持っている。口癖は「すぺぺ〜」。語尾もおかしい。
メインヒロイン
渡来 美蘭(わたらい みらん) - 声:須本綾奈
保のクラスメイト。葦富学園の2年生で、水泳部に所属している。イタリア育ちの、サッカーが大好きな帰国子女。最近転校してきた。間延びした口調が特徴的。学業優秀、スポーツ万能。意外にもゲーム好き。おっとりした性格で誰にでも優しく、学園のアイドル的存在。保の憧れの相手でもある。
両親は、イタリアで運命的な出会いをし、結ばれた。そんなふたりに負けないくらい情熱的な恋愛がしたいと、美蘭は密かに思っている。そんな美蘭に対し、モテモテ体質になった保の好意は、どこか空回りしてしまうようである。名前の由来は、「海外から渡って来た from ミラン」。
御堂 香奈(みどう かな) - 声:AYA
保の元クラスメイト。葦富学園の2年生で、部活動には所属していない。保の父親が勤める貿易関係の商社の社長の令嬢。「超絶お嬢様」を自称する。父の昇進云々に自分の言動が影響を与えるのではないか、という弱みから保は香奈に逆らえず、部下同然の扱いを受けている。保が学園でこき使われるようになったのは、女子たちが香奈に便乗したためでもあり、要因の3割くらいは香奈にある。
攻撃的な性格と超人的な体力を持つスポーツ万能な少女であるが、その反面、単純で、頭を使うことが非常に苦手。中身はまるきり子供。保は「おさる」呼ばわりしている。犬を飼っており、ちゃんと自分で世話もしている動物好き。そんな、過激・凶暴という一方、甘えん坊・寂しがり屋なところもある、俗に言うツンデレ。保のモテモテ体質に大きな影響を受ける。
越知 望(おち のぞむ) - 声:マルコ
保の年下の幼馴染。葦富学園の1年生で、部活動には所属していない。保を「お兄ちゃん」とは呼ばないし、朝起こしにも来ない。力関係は保より上。基本的には社交的で友達が多く、学業も優秀なのだが、先天的に影が薄いために地味で、そのためまったく目立っていない。華がない。根暗で少し嫌味なところがある。私服はドロ○パ。
お笑い至上主義で、笑いの神の信奉者。本屋でお笑い関連の本を立ち読みしている姿が、よく見られる。寒いギャグを飛ばす相手には、たとえそれが幼馴染の保であっても、ギラリとメガネを光らせて容赦なく説教する。モテモテ体質になったはずの保にも、なぜだか冷めた反応のようだ。名前の由来は、「オチを望む」。
花屋敷 環(はなやしき たまき) - 声:芹園みや
猫のコスプレをしている、不思議な少女。猫耳と尻尾を付け、なぜか和服を着ている。言葉遣いも猫口調アレンジの完璧装備。コスプレネームはタマ。ファストフード店で出会った保に興味を示し、声を掛ける。初対面の保に、運命を感じる、と告白するが…。趣味は、散歩とか昼寝とか。あと、ごはん食べることとか。
ヒロイン
片桐 千夏(かたぎり ちなつ) - 声:Ruru
保のクラス担任。葦富学園の数学教師で、新体操部の顧問をしている。名前の通り夏生まれの24歳。魔性の雰囲気を醸し出す、スタイル抜群の美人。紫色のパンストとメガネがチャームポイント。面倒見の良い姉御肌で、男子生徒からの人気も高い。日々の生活に退屈し、刺激を欲していたところに、突然モテモテ体質になった保が目に留まる。
五代 きくこ(ごだい きくこ) - 声:みる
葦富学園の近くにある花屋の娘。母親が入院中で、学校には行かずに働いている。貧乏・不幸という印象を周囲に与える。望の辛気臭さをアマチュアだとすると、きくこはプロ。影を背負って生きている。台詞には常に「…」が入るような後ろ向きで暗い雰囲気の少女だが、したたかな一面も持っている。ストーカーのような行動を取ることもある、俗に言うヤンデレ。通称「地雷」。優しい言葉に弱く、保の言葉を真に受けて恋に落ちてしまう。
サブキャラクター
青い服のお兄さん(あおいふくのおにいさん)
にこやかだけど殺気を感じる、高圧的な男性。23歳。授業をさぼって平日の昼間から駅前をうろついていると、会える。実家は造り酒屋。
石崎(いしざき)
保の女子クラスメイト。保は「平均点女」呼ばわりしており、望に教えられるまで彼女の名前を知らなかった、らしい。保が美蘭に気があると感付いているようだ。
OL風女(おーえるふうおんな)
通りすがりの女性。独身。保にモテモテ体質の実験台にされ、「き、きっこう…しばり……」と言わされる。
オジイ
公園にいるお年寄り。近頃の若者の性の乱れに憂いを抱いているようだ。
おっさん
工事現場にいる男性。現場監督のようだ。言葉遣いが汚い。
男(おとこ)
保が駅前で出会った男性。頭から肩口、膝までにかけて赤黒い血に濡れていて、視線は虚ろ。保に助けを求めてくる。
お姉さん(おねえさん)
通りすがりの女性。保のモテモテ体質に押し切られ、住所を教えてしまう。その様子は、望に見られていた。
下級生ちゃん(かきゅうせいちゃん)
葦富学園の1年生の女子。保のモテモテ体質に影響を受け、熱い眼差しで視線を送っていた。
鬼頭(きとう)
望を受け持つ数学教師。生徒を平気で拳で殴る、今時珍しい狂犬のようなタイプ。
教師(きょうし)
葦富学園の男性教師。学園に忍び込んできた環を捕まえて、詰問していた。
現場のあんちゃん(げんばのあんちゃん)
工事現場にいる男性。幾分若いようだが、やはり言葉遣いが汚い。
子供(こども)
主に公園で遊んでいる子供たち。感受性が豊かで、大人にはもう見えなくなってしまったものが、見えているようだ。
顧問(こもん)
男子バレーボール部
男子バレーボール部の男性顧問。練習は厳しいようだ。
女子バスケットボール部
女子バスケットボール部の男性顧問。運動神経だけは抜群の香奈に、練習に飛び入り参加されたりして、振り回されている。
サトシ君(さとしくん)
ゲーム&CDショップでアルバイトをしている男性。保とは顔見知りで、暇なときは世間話をしたり、店の隅で携帯ゲームで遊んだりする仲。
女子(じょし)
A、B、C、D、E、F、J、W、Z
保のクラスメイトたち。保いわく、クラスの「うるさいドコロ」。
K、P、T
香奈の友達。保とバレーボールのチームを組み、4対1で香奈に挑む。
タックン
葦富学園の見知らぬ男子生徒。巧くやれる奴。
店員(てんいん)
ファストフード
ファストフード店のレジ係の女性。午後8時までアルバイトをしている。スマイルを注文されても、マニュアル通りの対応しかしない。「めんたいこの国」と聞いて、福岡を連想する。
本屋
本屋の店員。何も買わないくせに人目をはばからず店内で大笑いしながら立ち読みする望に、手を焼いている。意外とウィットに富んでいる。
猫(ねこ)
ことら君とハナちゃん
現在、三角関係でギクシャクしている。
サスケ君
はなぺちゃな猫。街中で出会った保に、なぜか付いてくる。
大丸君
でぶ猫。なぜか本屋にいた。いい仕事をする猫。
マサムネ君
物真似が得意な猫。
ロッキー君
不屈の闘志を持った猫。
メイツ
球技大会での保のチームメイトたち。ただでさえ少ない男子生徒の中で、各クラスから寄せ集められた運動音痴たち、らしい。
山村(やまむら)
保のクラスメイト。数学の授業中、居眠りをしていて問題に答えられなかった保の代わりに、千夏に指された。